【梅雨の不調対策vol.3】実は見落としがち!?むくみと甘いものの関係

鍼灸マッサージ特集

甘いものを食べると、心がホッとしたり、疲れが取れたように感じたりしますよね。

今回は、栄養学の視点から、甘いものとむくみの関係性、その対処法についてお伝えします。 

疲れたときは、甘いものが欠かせない♪

むしろ、毎日甘いスイーツ必須!

そんな方、ぜひチェックしてみてください!

甘いものが欲しくなる理由

甘いものを無性に食べたくなるのは、単なる嗜好だけでなく

特に、タンパク質、ビタミンB1やマグネシウムなどが不足すると、エネルギー代謝がうまくいかず、脳が「手っ取り早くエネルギーになる糖分を摂取して!」と信号を送るのです。その結果、甘いものへの欲求が高まります。

甘いものを食べるとどうなる?

甘いものを食べると、血糖値が急上昇します。

すると、血糖値を下げるためにインスリンというホルモンが大量に分泌されます。

このインスリンには、血糖を細胞に取り込ませるだけでなく、

ナトリウムが増えると、体は自然と水分をため込もうとするため、

→ 体の中に「余分な水」が溜まっていきます。

→ 結果、むくみやすくなるのです。

※血糖値スパイク → インスリン過剰 → ナトリウム保持 → むくみ

糖質の代謝でミネラルが消費される

白砂糖やスイーツなどの精製糖質を代謝するには、

しかし、これらが不足していると、

・水分代謝が落ちる

・解毒・排出力が落ちる

・筋肉や血管の収縮・弛緩がうまくいかない

といった状態になり、ますますむくみやすい体に。

甘いものの「食べすぎ」が、こうした栄養素を「使いすぎてしまう」ことも、むくみの背景にあるのです。

そんな栄養の観点からも、ぜひチェックしてみてください。

ビタミンB1:豚肉、玄米、豆類などに多く含まれています。

マグネシウム:ナッツ類、海藻、豆腐などが豊富です。

タンパク質:魚、肉、卵、大豆製品などをバランスよく摂取しましょう。

腸内環境の悪化 → 肝臓・腎臓に負担 → 排出力の低下

特に「悪玉菌」が増え、慢性的な便秘・ガス・下痢などが出やすくなると、

解毒と排出を担う「肝臓」や「腎臓」への負担が大きくなります

その結果、体にとって不要な水分や老廃物がうまく排出できなくなり、

→ 「むくみ」「肌のくすみ」「疲労感」などの不調につながるケースも。

東洋医学の視点では「脾(ひ)」の弱り

脾は体内の「水の巡り」を管理する臓器。

脾が弱ると「水はけが悪くなる=むくみが出る」状態に。

「甘いものがやめられない…」という方ほど、実は脾が弱っていて

→ 食後に眠くなる・下半身が重だるい・気力がわかないというサインが出ていることも少なくありません。

1. 筋肉量の違いによるエネルギー貯蔵能力の差

男性に比べて女性は筋肉量が少なく、筋肉内に蓄えられるグリコーゲン(糖質の一種)の量も少なくなります。そのため、エネルギー切れを起こしやすく、体が迅速にエネルギーを補給できる甘いものを求める傾向があります。  

2. 女性ホルモンの影響

女性の体内では、エストロゲンやプロゲステロンといったホルモンが周期的に変動します。特にプロゲステロンの増加は、食欲を刺激し、甘いものへの欲求を高めることがあります。このため、生理前や妊娠中に甘いものを欲する女性が多いとされています。  

3. ストレスと神経伝達物質の関係

ストレスを感じると、体内でコルチゾールというホルモンが分泌され、食欲が増進されます。

また、甘いものを摂取すると、セロトニンやドーパミンといった「幸せホルモン」が分泌され、気分が一時的に改善されます。このため、ストレス解消の手段として甘いものを求めることが多くなります。   

4. 心理的な要因

甘いものを食べることで「幸せ」「安心」「癒し」といった感情を得る人が多く、特に女性にその傾向が強いとされています。このような心理的な報酬が、甘いものへの嗜好を強める一因となっています。  

必要な栄養素の補給を

長時間の仕事や慢性的なストレスでエネルギーを消費すると、血糖値が下がり、体は速やかにエネルギーを補給しようとします。

ストレスで「糖」を欲するのは、正常な反応なんですね。

我慢できない食欲がわくのは、必要な栄養素が不足しているからかもしれません。

こうした視点が、むくみ体質の根本改善につながります^^

甘いものを無意識に摂取していた方は、自身の身体が何を求めているのか?過不足は何か?

朝食や休日など、コントロールがしやすいところから、自分のペースで食事のバランスを整えてみるのもおすすめです◎

今から正しい習慣を身につけ、不調を放置せずに対処していきましょう^^

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