こんにちは♪立川レディース鍼灸マッサージはるはるの高山です^^
紅葉が見頃を迎え、体感的には「秋」ですが、暦の上では冬を迎えましたね。
冬は、一年の中でも「静けさ」をもっとも大切にしたい季節。
自然界も動きをゆるめ、エネルギーを内側に蓄える時期です。
東洋医学では、冬は五臓の「腎(じん)」に深く関わる季節とされ、「生命エネルギーを蓄える時期」と考えます。
腎は「生命の源」を司る臓で、ホルモンバランス・免疫・老化・生殖など、女性の体と密接に関わっています。
寒さが増すこの時期、体は自然と「ため込むモード」へ切り替わり、春夏のように外へ発散するよりも、内側を整えることが養生の基本になります。
今回は、そんな冬を健やかに過ごすためのヒントを漢方・東洋医学の視点からお伝えしていきます。

早寝遅起きで自然のリズムに寄り添う
「冬は早く寝て、ゆっくり起きる」これが東洋医学の基本です。
冬は日照時間が短く、「陽の気」も弱まります。
夜更かしや寝不足は「腎」を消耗させる原因に。
いつもより少し早く布団に入り、朝は無理に早起きせず、太陽とともにゆっくり動き出す。そんな冬ならではのリズムを大切にしてみてください。
睡眠は“心身の充電&回復時間”。
頑張り続けた一年の疲れを、しっかりと癒してあげてください。

黒い食材で「腎」を補う
東洋医学では「黒い食材は腎を補う」と考えられています。
黒豆・黒ごま・ひじき・わかめ・黒きくらげ、昆布などの海藻類、黒い食材にはミネラルが豊富で、血を養い、体を内側から温める力があります。
特に女性は、冷え・むくみ・生理不調など「腎」の弱りが出やすい季節です。
忙しい時こそ、ひと手間かけた温かい食事を◎
また、山芋や栗、くるみなども腎を強化してくれる優秀な食材。
日々のお味噌汁に黒い海藻を加えたり、おやつに黒ごまきな粉を取り入れたりと、無理なく続けられる方法を見つけてみてくださいね。

腎を労る五味のバランス
五味の中で、腎と関係が深いのは「鹹味(かんみ)」=塩辛い味です。
鹹味は身体を潤し、硬いものを柔らかくする働きがあり、適度に摂ることで腎の機能をサポートしてくれます。
ただし、塩分の摂りすぎは逆に負担をかけるため要注意です。
天然の塩、海藻類、貝類、味噌といった発酵調味料を使い、ほどよく“腎を補う塩味”を取り入れることが理想です。

体を冷やさない工夫を
「腎」は冷えに弱い臓器です。
特に腰回りとお腹、足首は重点的に温めると◎
下半身を冷やさず、下半身から上半身への血流を滞らせないことが大切です。
湯船にゆっくり浸かる時間も、腎を養う大切な養生タイム♪
ふ〜っと体の力を抜いて、脱力時間を設けてあげてくださいね。

心の養生も忘れずに
冬は「恐れ」や「不安」といった感情と深く関わる季節ともいわれます。
気づかぬうちに緊張をため込んでいる方も多い時期です。
無理しないのがいちばん──
そう思いながらも、何かと慌ただしい年末年始。
やることは山積み…
そんな矛盾を感じている方も多いのではないでしょうか?
だからこそ、いつも以上に意識的に「休む時間」を作ることが何よりの養生につながります。
一日一つでも、十分です。小さな積み重ねが、あなたの体を守ってくれます。
どうか、ご自身を大切に、あたたかく、穏やかな冬をお過ごしくださいね。
何か困った際には、お一人で悩まず、気軽にご連絡くださいませ。
はるはるにお越しいただきます大人女性様のご健康を願い、全力で施術にあたらせていただきます^^

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