こんにちは。立川レディース鍼灸マッサージ はるはるの高山です。
一年で最も寒いとされる「大寒(だいかん)」を迎えました。
立川でも冷え込みが厳しくなり、朝、布団から出るのにも気合が必要な毎日ですよね。
最近、お客様とお話ししていると
「しっかり寝ているはずなのに疲れが取れない」
「なんだか気分がソワソワして落ち着かない」
「胃腸の調子がスッキリしない」
そんなお声をよく耳にします。
実は今の時期、東洋医学の視点から見ると、心身が悲鳴を上げやすい「二つのハードル」が重なっているんです。

1. 「大寒」の寒さが、体を戦闘モードにする
一つ目のハードルは、この「寒さ」そのもの。
私たちの体は、冷たい外気から命を守ろうとして、無意識に筋肉をギュッと硬くし、熱を逃さないように守りに入ります。
肩が上がり、奥歯を噛み締め、呼吸が浅くなる……。
これは、いわば体が常に「戦闘モード(過緊張)」=交感神経優位になっている状態です。
この状態が続くと、自律神経のスイッチが「オン」のまま切り替わらなくなり、休んでいるつもりでも体の中はフルマラソンを走っているような疲労感が溜まってしまうのです。

2. 「冬の土用」による季節の揺らぎ
二つ目のハードルは、現在「冬の土用(どよう)」の真っ只中であること。
土用といえば夏のイメージが強いですが、実は各季節の変わり目にあり、今は「冬から春へ」とバトンタッチをする準備期間です。
この「季節の節目」は、自律神経が乱れやすく、特に「胃腸(脾)」や「メンタル」に負担がかかりやすい時期。
「なんだかやる気が出ない」「食欲が安定しない」というのは、あなたの気持ちが弱いわけではなく、自然のバイオリズムの影響を大きく受けている証拠でもあります。

「整える」前に、まずは「緩む」ことを忘れずに
こんな時期に大切なのは、無理に気合を入れて「整えよう」「頑張ろう」としないことです。
ガチガチに凍った土に種をまいても芽が出ないように、私たちの体も、緊張で固まった状態では、どんなに良いものを食べても、どんなに休んでも、なかなか元気が行き渡りません。
まずは、その握りしめた拳をそっと開くように、「ふっ」と緩めてあげること。
それが、春を健やかに迎えるための、何よりの準備になります。

今日からできる、冬の「緩め」養生
お家で簡単にできる、この時期おすすめの過ごし方を詳しくご紹介します。
「おへそ周り」をじんわり温める
土用の時期にダメージを受けやすい胃腸を、外側から優しく温めてあげてください。
腹巻をしたり、おへその下にカイロを貼るだけで、不思議と気持ちまでホッと落ち着いてきます。
「はぁ〜」と声を出しながら、長く吐き出す
寒さで呼吸が浅くなっていると感じたら、意識的に長く息を吐いてみてください。
実は「吸う」ことよりも「吐く」ことの方が大切なんです。
肺の中の「古い空気をしっかり出し切る」イメージで吐き、
吸うときに新鮮な酸素が体のすみずみまで行き渡るイメージを持って行うとバッチリです。
すると、60兆個あると言われる全身の細胞一つひとつが酸素をたっぷり取り込み、エネルギーが満ちて元気に動き出します。
「はぁ〜」と声を出すことで、自律神経が「戦闘モード」から「リラックスモード」へと切り替わるスイッチにもなりますよ。

女性の守りツボ「三陰交(さんいんこう)」を温める
足首にある「三陰交」は、ぜひ覚えておきたい大切なツボです。
その名の由来は、東洋医学で大切にされている「脾(ひ)・肝(かん)・腎(じん)」という3つの通り道(経絡)が交わる場所であること。
ここは「女性の健康に欠かせない特効ツボ」とも呼ばれ、冷えやむくみの解消はもちろん、生理トラブルや更年期のゆらぎ、血行促進など、女性特有の不調を整えるパワーを秘めています。
「内くるぶしから指4本分上」にあるこの場所を、シャワーを長めに当てたり、レッグウォーマーを履いたり、余裕があればお灸などで温めてあげてください。
足元からじんわりと全身が緩んでいくのを感じられるはずです。

どうしても自分では緩められないときは
「セルフケアを頑張る気力もわかない……」
そんな時は、どうぞ人の手を頼ってください。
当院では、鍼灸、指圧、マッサージを通じて、あなたの体が覚えている「緊張のクセ」を優しく解いていきます。
「あ、私、こんなに力が入っていたんだ」と気づくだけでも、体はそこから変わり始めます。
冷え込む毎日ですが、春はもうすぐそこまで来ています。
カチコチになった心と体を一度リセットして、軽やかな気持ちで立春を迎えませんか?
サロンを温かくして、あなたをお待ちしております。

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