こんにちは♪立川レディース鍼灸マッサージはるはるの高山です^^
インフルエンザ等の流行が続き、体調を崩しやすい時期ですね。
本来なら、冬は「省エネモードで静かに過ごす」のが体にとって自然な季節。
ですが、年末進行、仕事や家族のご予定、忘年会やイベントなど…
まさに「アクセルを踏み続ける季節」
「無理して頑張っている気がする」
「ふと気が抜けたときに体調を崩す」
——もしかしたら、そんな感覚がある方もいらっしゃるかもしれません。
皆様から
「休みの日に限って体調を崩してしまう」
「周りは元気なのに私だけ風邪をひく」
といったお声をよくお聞きします。
今回は、そんな「なぜ?」に焦点を当てていきます☆

Q1. なぜ「休みの日」に風邪をひきやすいの?
▶︎ 平日は「戦闘モード」
交感神経が優位になり、体は緊張し、頑張り続けます。この状態では、本来向き合うべき疲労や炎症が後回しになりがちに。
▶︎ 休日にやっと「リラックス」と、同時に「反応」が出る
副交感神経に切り替わると、体は修復しようと動き始めます。そのタイミングで「疲れていたんだ」と気付くのです。
▶︎ 東洋医学では「気が緩むと邪が入る」と言います。
ギリギリまで張り詰めていた弦が緩む瞬間に、隙が生まれる。休みに風邪をひくのは「弱い」のではなく、よく頑張っていた証拠でもあります。

Q2. 風邪をひきやすい人と、ひきにくい人の違いは?
栄養面
免疫細胞は「材料」が不足すると、そもそも十分に働けません。
まず大切なのが
▶︎タンパク質
体内でウイルスと戦う免疫細胞そのものの「材料」になるので、タンパク質が不足していると免疫の土台が弱くなりがちです。
さらに
▶︎ビタミンD
免疫の「司令塔」。侵入者を見つけたとき、免疫細胞へ「動け!」と指示を出す役割。
日光不足や不足気味の食生活で欠乏してしまいます。
▶︎亜鉛・ビタミンC
ウイルスと戦う「武器」。免疫細胞の働きを助け、炎症を鎮める力も持っています。
これらが揃って初めて、身体は「戦える状態」になります。
反対にどれかが欠けると、風邪の初期で踏ん張れず悪化しやすくなります。
西洋医学視点
現代医学では、睡眠・ストレス・自律神経が免疫に直結すると考えられています。
特に睡眠は影響が大きく、研究では「一晩の寝不足でもNK(ナチュラルキラー)細胞が減る」と示されています。
つまり、
・寝不足の日が続く
・仕事や家庭のストレスが強く緊張モードが続く
この状態になると、ウイルスを見つけても素早く攻撃できず、風邪に負けやすくなるのです。
東洋医学視点
東洋医学では、身体の防御力=正気(せいき) がどれだけしっかりしているかがポイントです。
正気は「気・血・水」のバランスでつくられ、これが整っていると風邪(邪気)を跳ね返す力が強まります。
・冷えが強い方…身体を温める「陽気」が不足し、守る力が弱まりやすい。
・胃腸が弱い方…飲食物から気血をつくる力が弱く、正気そのものが不足しやすい。
・慢性的に疲れが抜けない方…回復するエネルギーが足りず、外からの影響に抵抗しにくい。
「風邪をひきやすい」=「正気が守りに回れない状態」です。

Q3. 自律神経と免疫細胞の関係って?
自律神経が変動すると、体内の白血球バランスにも変化が起こります。
▶︎交感神経が優位になる
→ 【顆粒球】の比率が上昇
▶︎副交感神経が優位になる
→ 【リンパ球】の比率が上昇
健康な状態では、白血球(顆粒球+リンパ球)の比率が安定しています。
しかしどちらかに大きく傾くと、
・風邪を引きやすい
・炎症が長引きやすい
・回復に時間がかかる
などの不調につながることがあります。
ここで大切なのは…
❌「免疫細胞が増えれば免疫が上がる」わけではない
⭕「顆粒球とリンパ球のバランス」を保つことが免疫の要
という点です。

Q4. 今日からすぐ始められる免疫ケアは?
日中:こまめな水分補給で喉の粘膜を守る
食事:発酵食品+食物繊維で腸活、タンパク質は毎食意識
夜:スマホOFFの時間をつくり、睡眠の質を確保
その他:下記のブログに記載した「風邪予防に「 風門 」ツボを温め習慣」もぜひご活用ください♪
そして、今の季節は特に——
「冷やさない・詰め込まない・溜め込まない」意識を大切に◎
「過緊張を続けないこと」が免疫の味方です。

Q5.鍼灸がサポートできる理由は?
鍼灸には、交感神経の過剰な働きを抑え、副交感神経を高める作用があり、ストレス過多で「ずっと緊張モード」になっている体をゆるめて、バランスを整えるお手伝いができます。
・眠りが浅い
・リラックスできない
・ずっと気が張っている
・風邪をひきやすくなった
そんな方こそ、鍼灸を上手に取り入れてほしい理由です◎
鍼灸院は「痛いときだけ」行く場所ではありません。
健康は、人生の大切な土台。
そして「最大の財産」です。
・身体を整えたいとき
・なんとなく不調を感じるとき
・疲れた〜と感じたとき
そんなタイミングでも、どうぞお気軽にご相談ください。

自分を労わる習慣づくり
ここ最近の社会全体の雰囲気、情報量、生活ペースは、本来の冬の過ごし方よりはるかにハードです。
それでも皆様は、仕事に家族に、人との関係に、たくさん向き合っていますよね。
疲れが出るのは自然なこと。
風邪が出るのも、体の声です。
ご自身の体や心が「もう少し休ませて」と言っているとき、
セルフケアだけでは間に合わないこともあります。
頑張り続けた体に、深呼吸を取り戻す時間として、「必要なとき、頼っていただけたら」そんな存在でいたいと思っています。
小さなサインを見逃さず、できることから始めていきましょう^^
はるはるにお越しくださる皆様が、毎日を快適に、穏やかに過ごせますよう願っております。

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