こんにちは♪
立川レディース鍼灸マッサージはるはるの高山です^^
東洋医学には自然界にある森羅万象の働きを
《 木・火・土・金・水 》という
五種類の重要な物質に分類する「五行」という考え方があります。
人間の臓腑も五行で分類して考えられ
・肝(かん)
・心(しん)
・脾 (ひ)
・肺(はい)
・腎(じん)
それぞれ生命活動の中枢として機能しています。
季節ごとにどんな臓器を労わるべきか定められており
それに従えば、気候に応じて
体調を整えることができるようになっています♪
東洋医学、奥深く面白いですよね^^
さて、秋には
具体的にどう養生したらよいのでしょうか?
東洋医学で、秋と関係のある五臓は「肺」です。
この「肺」は、呼吸機能だけではなく
皮膚や鼻やのど、粘膜とも深く関係しています。
「肺」は乾燥の影響ダイレクトに受け、とても弱いので嬌臓(きょうぞう=ひ弱な五臓)とも呼ばれているんです。
さらに、肺と繋がりがあるとされる「大腸」の調子も大切。
大腸をととのえることは肺をととのえることにつながりますから、呼吸器系のトラブルやアレルギー症状が出やすい・粘膜が敏感ならば、腸内環境をととのえることにも注目してみてください。
〜 肺が弱ると出やすい不調 〜
◆ 咳や喉の風邪
◆ 鼻のトラブル
◆ お肌の乾燥
◆ 髪や頭皮のパサつき
◆ 便秘・下痢
◆ 憂うつ・感傷的
食べ物や加湿で潤いを補給しながら、不足したエネルギー(気)を補いましょう!
白い食材
そんな秋に召し上がっていただきたいのは
《 白い食べ物 》です!
白い色の食材は、「肺」を潤して粘膜を強くするので、この季節の養生にピッタリなんです☆
~白い食材~
れんこん・カブ・山芋・長芋・大根・梨・白ごま・白きくらげ・豆腐(大豆製品)・ゆり根 など
白い食べ物には、旬のものがたくさんありますね^^
山芋
「山薬」とも呼ばれ、実はたくさんの漢方薬にも配合されている生薬です。
潤いを補い、肺と胃腸、足腰を強めて若々しさまで保つという…!心強いエネルギー補給剤です。
梨
8月下旬から旬をむかえる梨。
潤いを生むのみならず、渇きを癒し、余分な熱を取りつつ咳を鎮める力があります。
白きくらげ
中医学では「銀耳」といって秋口の潤い対策に必須の生薬ともなる白きくらげ。
黒きくらげも優秀な薬膳食材で、気と血を補い、肌を潤してくれます。
ゆり根
肺を潤して咳を止めるゆり根。気持ちをととのえる効能もあります。
豆腐
乾燥を潤すのみならず、胃腸もととのえてくれる豆腐。
れんこん
中医学では「似類補類」といって、形の似ている食材はその臓を補うという考えがあります。
穴の空いたれんこんは、筒のよう。
つまり、気管や肺などに似ているので、呼吸器系に良いとされる食材のひとつなんです。
呼吸器系の炎症を鎮め、潤いを補って乾燥を改善するなどうれしい効能がたくさんです。
熱を冷まし、うるおいを補う食材
味の濃いものや脂っこいもの甘いものは避けつつ、熱を冷まして、うるおいを補う食材を取り入れてみるのも◎
豚肉・あさり・しじみ・豆腐・豆乳・白ごま・黒ごま・アスパラガス・スイカ・山芋・れんこん・きゅうり など
豚肉
中医学キーワード「滋陰」の食材。
潤いを補う力が強く、身体の熱を冷ましてくれます。ビタミンBが豊富で、疲労回復にも◎
小松菜
一年中見かける小松菜ですが、実は秋から冬にかけてが旬な食材。
潤いを補うのはもちろん、消化吸収を促して身体を整えてくれます。
とにかく疲れて何もできない…
そんなふうに心と体がすり減ってしまっている状態で、お一人で頑張りすぎないでくださいね。
セルフケアを行うにも、自分を客観視するにも「体力」が必要です。
痛いときだけではなく
気分がすぐれない・疲れた・だるい・眠れない など
なんとなく体調が優れない感覚を察知した際には、鍼灸やマッサージをお役立てください。
症状が出る前のケアが予防につながりますし、からだが整い、気血が巡れば、セルフケアを行なったり、ご自身を客観視してみるエネルギーも湧いてきます^^
夏疲れを除去しながら
お身体の隅々に新鮮な酸素、栄養素を巡らせ
心と体をととのえてまいりましょう♪
ご縁がつながり
はるはるにお越しくださいます《 大人女性様 》のご健康と笑顔を心より願っております。
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